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コレステロール

総コレステロールの値

総コレステロールの値でみると、最近では疾病予防のために次の3つの基準が提案されています。

@ 脂質異常症のみ 220mg/dl 未満

A 高血圧・糖尿病・肥満などの合併者 200mg/dl 未満

B 狭心症・心筋梗塞などの既往歴者 180mg/dl 未満

従って、生活習慣病予防の観点から@とAの基準では、一部の人には動脈硬化や脳障害などが生じている実状です。

生活習慣病予防の観点から、「総コレステロール値は180mg/dl未満を目標にすればベターである。」ということが専門家の間でほぼ一致しております。

また、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)の比が重要で、善玉が少なく悪玉の多い人は要注意です。

我々は180〜200mg/dlの間の人でも動脈硬化指数が4.0前後の人には治療しています。

余談かもしれませんが飲酒量の多い人は、見かけ上の総コレステロールが下がり善玉が多くなる傾向を示しますので、一見データは良くなります。

しかし、動脈硬化指数はひどく進行します。

病気と診断して治療すべき値(病的レベル)と、長く健康と体のために目印として活用すべき値(健康値)とは異なるものです。

保健のためには、後者こそ重視すべきなのは言うまでもないことでしょう。

朝や昼がパン食の場合、普通はパンにバターをぬり、ハムや卵焼きを食べ、牛乳を飲むということが多いはずです。

このような食生活を止め、純和風の食事に変えるという単純なことで、薬を使わずに基準値である180mg/dlをクリアすることが可能であった臨床例もあります。

参考文献

『高脂血症ガイドライン』(総コレステロールの基準値と設定根拠) 江草 玄士

『NCCLS指針による基準範囲の算出要領』 桑 克彦 など

 

 

 

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