一般に、心療内科は前述の心身症に重点を置いて診察しますが、最近では心の問題にまで守備範囲を広げ、不眠、不安、抑うつ、などにも積極的に取り組んでいます。
また神経症といわれてきたものは、主として性格を素因とした、不安、恐怖、強迫、離人、抑うつ、ヒステリー、パニック、などの症状が生活を妨げてほど、その度合いの強さを増したものであり、このほかにも神経衰弱状態という名称もよく使われます。
これらの症状のうち、とくに不眠、不安、抑うつなどは、多くの心身症や神経症に付随して認められることが多い一般的な症状です。
さらに、それらの症状を引き起こしたと思われる、生活習慣の背後にある個人的なあつれきやトラブル、たとえば借金、離婚、事故、裁判、破産などについては、通常、医師が関与することは少ないでしょうが、精神科や心療内科ではこれらの相談にも十分対応してくれる医師が増えてきています。
ですが、このようなプライバシーに関わる問題はご本人自らが、医師に相談しなければ、医師もわかりようがありません。
ご本人が話をせず隠してしまったため、医師が適切な判断を下せなかったというケースもあります。
そのため、精神医療においては、専門医と、問題を抱えるご本人との間には、強い信頼関係が必要になります。
精神科というと一般には、敷居の高いものだと思われがちです。
しかし、世の中が複雑かつ高度になるにつれ、私達のこころを蝕む新しい病気は、増えてきています。
それらへの対応が出来るのが精神科医ということを覚えていて下さい。